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2024.09.17

シャンソン化粧品 フレグランスプロジェクト 特別コラム

香りは、生活を彩り、人生を豊かにしてくれるもの。シャンソン化粧品では毎日使用する化粧品においても香りが非常に重要な要素であると考え、世界で活躍する香りの専門家を招いた「フレグランスプロジェクト」を始動。香りの開発に力を入れております。

公式ウェブサイトでは香りにまつわる全4回の連載記事をスタート。第一弾となる今回は「香りの専門家」小泉氏と商品開発担当者が、9月に発売された「シャンソニエ NANO」の香りの秘密を語ります。

P r o f i l e
世界最大の香料会社フィルメニッヒにて、世界のトレンドを収集・分析するチームのアジア・パシフィック地域代表を務め、香りの開発・マーケティングに長年携わる。
2020年にパリに拠点を置く香りのトレーニングスクール 「サンキエムソンス」の日本代表に就任。2023年よりシャンソン化粧品の香料開発アドバイザーを務める。
P r o f i l e
世界最大の香料会社フィルメニッヒにて、世界のトレンドを収集・分析するチームのアジア・パシフィック地域代表を務め、香りの開発・マーケティングに長年携わる。
2020年にパリに拠点を置く香りのトレーニングスクール 「サンキエムソンス」の日本代表に就任。2023年よりシャンソン化粧品の香料開発アドバイザーを務める。

 



ハイレベルな香料開発を目指して

小泉: 香り開発の強化を目的としたフレグランスプロジェクトではまず、香りを自分の言葉で表現するトレーニングからスタートしました。そして、そのスキルを活かして香りを開発するため、コンセプトの作り方や香料会社への指示の出し方、香りの評価方法などを実践的に学んでいただきました。

杉山: トレーニングを経て、香りを構成する要素を細かく捉えたり、香りを言葉で表現して想いをのせたり、今まで以上に香りに深く向きあえるようになりました。

赤堀: 研究部門としても、香料会社に調香依頼をする際、意図を正確に伝えるための表現を学ぶことができ、開発がよりスムーズになりました。

小泉: 皆さまのお役に立てているようで嬉しいです。香りを表現できるようになることで、開発がさらにクリエイティブになっていくと思います。

 

シャンソニエの香り開発が始動

杉山: 開発は、シャンソンの全スキンケアシリーズの香りを分析し、新しいシャンソニエが目指す方向性を定めるところから始まりました。今回のシャンソニエは、透明感や華やかさを追求し、使うたび優雅で幸せに満ちた気持ちになれる香りを目指し開発を行いました。

小泉: 商品全体のポジショニングを把握したことで、使用する皆さまにどんな影響を与える香りを目指すのかが明確になりましたよね。

赤堀: 新シャンソニエは、シャンソンが誇るナノソームの進化に加え、最先端の研究で明らかになった「細胞間コミュニケーション」に着目するなど、美しさをとことん追究しました。処方担当者として、この自信作とも言える処方にこだわりの香りが加わることで、より魅力を感じていただきたいと思っておりました。

小泉: シャンソニエは、浸透力も保湿力も高くとても贅沢な商品ですよね。使用している間、毎日肌を見るのが楽しみでした!

 

辿り着いた花々のやわらかな調和

杉山: 進化を遂げたシャンソニエにふさわしい優雅さや華やかさを表現するため、「フローラルのボリューム」を高めたのが今回の一番のポイントです。

小泉: 優雅さ、華やかさ、高級感といったシャンソニエが目指すべきキーワードを考えた時、フローラルの優美さや女性らしい豪華さが重要だと感じました。そうして辿り着いたのが、気品溢れる花々の香りがやわらかに調和する香りです。現行品のローズのやわらかさに、フローラルのボリューム感がプラスされ、どこかしっかりとした意志を感じる香りです。

杉山: 決定までいくつも香りを試しましたが、最後は開発メンバー満場一致で納得の香りが完成しました。目指したい香りが明確な状態で開発がはじまったことで、とても想い入れのある理想の香りに仕上がりました。

 

こだわりのフローラルの秘密

杉山: 今回、フローラルの中でも特にこだわったのが、「ローズ」と「バイオレット(すみれ)」です。この2つの花の香りは、シャンソン化粧品の旗艦ブランドにふさわしい背景があるんですよね。

小泉: そうなんです。シャンソン化粧品という社名はフランスにルーツがあると聞きました。フランスの華やかさや女性らしさの代表としては、「マリー・アントワネット」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は、彼女が好んだ花として有名なのが、ローズとバイオレットです。マリーが過ごした当時のフランスでは、お風呂に入る習慣がなく、体臭を隠すために動物性のムスクなど比較的重い香りが好まれていました。そんな中、マリーは華やかなローズやバイオレットの香りを好んだと言われています。

赤堀: 実は先日、海外研修でフランスを訪れた際、マリーが暮らしたベルサイユ宮殿に立ち寄りました。展示されているマリーのベッドには、多くの花の刺繍が施されており、彼女がいかに花々を愛していたのか感じることができました。王宮でやわらかな花の香りを楽しんだマリーは、当時とても魅力的な存在だったのだろうと思います。

小泉: マリーの魅力を引き立てたのと同じように、現代においてもフローラルの香りは女性を魅力的に演出してくれますよ。

杉山: シャンソン化粧品の商品ラインナップにおいてもフローラルの香りを多く採用していますが、バイオレットについては新鮮に感じる方もいらっしゃると思います。

小泉: 確かにバイオレットの香りは日本人にとってはイメージしにくい香りかもしれません。けれども、香りの本場フランスではとても親しまれており、すみれの花を砂糖漬けにし、お菓子として香りを楽しむ文化もあるほどです。バイオレットはとても上品で奥ゆかしく女性らしい香りですよ。

杉山: そしてバイオレットはローズと組み合わせることでさらに香りの印象が引き立つんですよね。

小泉: バイオレットとローズの組み合わせは、正統派な女性らしさを表現できると、古くから香水をつくる際にも使われています。ローズだけでも美しい香りですが、バイオレットが加わることで高級感や厚みが増し、より品格を感じさせる大人の香りに仕上がります。

杉山: シャンソニエの香りも、ローズとバイオレットが組み合わさり、華やかで上品な香りに仕上がっています。優雅で幸せな気持ちをお届けするこだわりの香り、是非多くの方にご体験いただきたいです。


次回も毎日のスキンケアがもっと楽しみになる香りの話をお届けします。お楽しみに!

 

シャンソニエ
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