〈お電話によるお問い合わせ〉 TEL.054-265-7118

お役立ち情報

化粧品のパッケージにはなにを表示すれば良いの?

化粧品を購入する際に必ず目にするパッケージにはさまざまな情報が記載されていますが、表示されている内容が法律で定められていることはご存じでしたか?今回は化粧箱の表示内容について詳しくみていきましょう。

1.外装に表示が定められている項目

①販売名
商品名(製品の愛称)ではなく、各都道府県の承認を受けた製品の法律上の名称が販売名です。パッケージに販売名を記載した上で商品名を記載することも可能です。

②種類別名称
〈化粧水〉や〈日焼け止め〉のような化粧品のカテゴリーを示す名称です。例えば化粧水カテゴリーでは「化粧水、スキンローション、ローション、柔軟化粧水、収れん化粧水、アストリンゼント」が種類別名称として定められていますが、消費者に伝わる同様の意味であれば代替可能です。
また、〈化粧水〉や化粧水のようにカッコや太字などで目立たせる必要があります。

【補足】販売名にカテゴリー名を含んでいる場合は省略が可能です。

③内容量
容器などの重さを除いた中身の平均を記載します。表記した内容量と実際の中身の量は誤差±3%以内でなければなりません。

④使用上および保管上の注意
消費者に製品を安全に使用していただくために、使用上の注意や保管上の注意を簡潔に記載します。図Aにて例文をご確認ください

⑤全成分
化粧品の成分にはそれぞれ定められた表示名称があります。例えば「ヒアルロン酸配合」といっても、使用する原料によって「加水分解ヒアルロン酸」「加水分解ヒアルロン酸Na」「アセチルヒアルロン酸Na」のように複数の表示名称が存在します。全成分には俗称ではなく正しい表示名称を配合量の多い順に記載しなければなりません。

【補足】配合量1%以下の成分は順不同。キャリーオーバー成分は記載不要。

⑥製造販売業者の名称及び住所
弊社にOEMのご依頼をいただく場合は2つの表示パターンがあり、委託元が製造販売業許可を持っている場合は(A)、持っていない場合は(B)の表記となります

(A)
製造販売元:委託元の名称、住所、電話番号(⑦お問い合わせ先)

(B)
製造販売元:弊社の名称、住所
発売元:委託元の名称、住所、電話番号(⑦お問い合わせ先)

⑦お問い合わせ先
お問い合わせ先には、消費者からの問い合わせに対応できる電話番号を記載します。
弊社にOEMのご依頼をいただく場合は図Aの⑦のように記載します。

⑧原産国名
化粧品のバルクを製造した場所のある国を記載します。Made in Japanや日本製など、消費者がわかるように表記しなければなりません。

⑨製造番号または製造記号
各社で定められている、製造ロットと呼ばれる記号や数字を記載します。

【補足】 容器が小さい場合は省略が可能

※ 弊社では万が一の場合に備えて、すべての自社製品・OEM製品に製造ロットを記載させていただいておりますので省略は不可となります。ご了承ください。

⑩リサイクルマーク
紙やプラスチックを使用した製品には「リサイクルマーク」の表示が必要です。
外装フィルムなどがある場合はそれらも記載します。容器と化粧箱に分けて記載することも可能です。

 

2.化粧箱(裏面)の表示例

下記の図Aは弊社で製造したOEM製品(▲▲会社のAブランド保湿化粧水/紙製化粧箱使用)を想定したパッケージ裏面の表示例です。

(図A)

 

https://chansoncosmetics.jp/oem/wp-content/themes/solaris_tcd088/img/common/no_avatar.png

今回は裏面表示について簡単に説明いたしましたが、上記の項目以外にも文字サイズの規定や使用期限の記載(未開封3年以内に品質が変わる可能性がある場合)など状況に応じて対応すべき細かなルールがあります。シャンソン化粧品ではOEM製品につきましても表示内容のご提案や確認を薬事部門と共にしっかりと行いますので安心してお任せください。

関連記事

TOP