SDGs
SDGsへの取り組み
2015年、国連サミットにおいて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。
これは、持続可能な社会を実現するために、貧困問題、環境問題、ジェンダー平等の実現などが織り込まれ、2030年までの達成に向けて世界が一致して取り組むべき17の目標で構成されています。
女性が輝く社会の実現のために
SDGsの目標は、当社が創業以来続けている女性の経済的自立支援や、女子スポーツ界振興への取り組みなどにもつながる部分が多くあります。女性が輝く社会を実現するため、シャンソン化粧品は今までもこれからも尽力を続け、SDGsの推進を積極的に支援します。
女性の社会進出サポート
女性の経済的自立支援
シャンソン化粧品が誕生したのは、終戦の翌年である1946年。戦争で伴侶を失い、それでも子供を育てなければならない女性もたくさんいた時代です。
創業者である川村弘は、女性の経済的自立を支援し、貧困に終止符を打つような社会貢献こそが企業の使命のひとつであると考え、化粧品事業を立ち上げました。
そして、化粧品販売に携わる女性に無償で化粧品を貸与し、販売した分だけ精算する「委託制度」というシステムを確立しました。
これは、資金が無い女性でも安心して仕事に取り組め、さらに子育てをする女性たちの生活を時間で制約することがない、画期的なシステムでした。
ただし、このシステムは「信用・信頼」を大前提として成り立っており、強い企業理念が無ければ成し得ないものでもありました。
現在、シャンソンの化粧品販売はエステサロンを介して行われていますが、創業当時の思いをそのままに、「信用・信頼」に基づくシステムで商品を提供し、女性の社会進出・自立を支援しています。
育児支援制度の充実
出産育児にかかわる社員に対して、出産前後の休暇制度・育児のための休暇制度を設けています。
また、職場に復帰後、それぞれの子育て環境に合わせて勤務時間を短縮しています。
現在、三歳未満の子供がいる社員の時間短縮制度利用率は94%になり、多くの社員がこの制度を利用しています。
また、シャンソン化粧品では、男女比がほぼ1:1となっており、管理職も含めて女性が多く活躍しています。
女子スポーツ界の振興
女子バスケットボールチームの運営
1962年、シャンソン化粧品は女子バスケットボール部を創部。これまで26回の優勝を果たし、オリンピック代表などナショナルレベルのチームに多くの選手を派遣することでスポーツ振興に貢献しています。
バスケットボールは、女性の世界競技人口が最も多いスポーツであり、女子バスケットボールチーム「V-MAGIC」の運営はシャンソン化粧品の統一ビジョンであるBeautiful & Healthyを象徴する社会貢献活動です。
オリンピック代表チームへの選手派遣
1996年アトランタオリンピックでは、シャンソンより一乗アキ、村上睦子、山田かがり、加藤貴子、岡里明美、永田睦子と、チーム最多6名の選手を輩出。
20年ぶりのオリンピック出場に貢献し、7位に入賞。2004年アテネオリンピックでも2選手が出場し、10位と健闘しました。
また、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックでは2選手が出場。
予選では世界4位のフランスを破るなど大躍進し、決勝トーナメントへ出場。8位入賞の原動力となりました。
未来を担う子供たちのスポーツ教育
シャンソンV-MAGICの選手たちは、全国の小学校や中学校などを訪れ、子供たちにバスケットボールの楽しさを伝える「バスケットボール クリニック」の活動を続けています。
スポーツで身体を動かす楽しさを伝えるとともに、一流選手と触れ合うことで未来のアスリート育成にもつながる活動として、毎年イベントを開催しています。
品質重視のモノづくり
シャンソン化粧品は、肌と環境に負担となる成分を排除し、天然成分を主体とした製品開発に取り組み、肌と環境にやさしい「品質重視のモノづくり」を創業以来継続して行っています。
石油系乳化剤 無添加
石油系乳化剤は肌へ負担となるだけでなく、洗い流して河川へ流出すれば分解されず海洋汚染にもつながります。
乳化力や洗浄力の高い成分であり、一般的な化粧品に多用されている成分ではありますが、シャンソン化粧品では全製品から石油系乳化剤を排除し、天然由来の乳化剤を使用しています。
紫外線吸収剤 無添加
紫外線吸収剤は、高いUVカット効果をもちながらも肌への刺激が懸念されるとともに、海洋汚染にもつながることが指摘されている成分です。
パラオやハワイでは、ビーチで使用される紫外線吸収剤配合の日焼け止めがサンゴ礁の白化の原因になっているとして「紫外線吸収剤配合の日焼け止め」の販売や使用を禁止する動きが広がっています。この取り組みは、世界各地へ波及しています。
シャンソン化粧品の日焼け止めは、肌や環境に負担をかけず、紫外線を乱反射して肌を守る紫外線散乱剤を使用しています。
肌と環境にやさしい製品開発
他にも、スクラブ剤として一般的に用いられる微細なプラスチック(マイクロプラスチック)は、海洋汚染につながるため使用していません。
また、農薬不使用の原料を主体とし、遺伝子組み換え原料を使用しないなど、厳格な基準が設けられたエコサート認証※を取得したオーガニック化粧品の開発にも積極的に取り組んでいます。
※世界最大規模のオーガニック認証団体
(http://cosmetics.ecocert.com)