2月9日（日）に開催されました「大樹生命 Wリーグユナイテッドカップ2024-25」決勝戦でシャンソン化粧品 シャンソンVマジックが勝利し、初優勝を果たしました。

ユナイテッドカップはWリーグが今シーズン新設した従来のオータムカップに代わる大会です。Wリーグに所属する全14チームが「Wリーグ プレミア」「Wリーグ フューチャー」のカテゴリーを問わず参加し、チャンピオンチームを決める新たなカップ戦です。この記念すべき第一回大会でシャンソンVマジックは初優勝を果たし、初代女王に輝きました。

総力戦で挑んだ決勝の舞台

シャンソンVマジックは2024年9月に行われたグループステージを勝ち抜き、ファイナルステージに進出。ファイナルステージでは、ENEOSサンフラワーズ、今シーズンリーグ首位※の富士通レッドウェーブに連勝し、デンソー アイリスとの決勝戦を迎えました。 ※2025/02/10時点

決勝戦では、第1クォーター立ち上がりから女子日本代表選手を多数有するデンソーに苦戦を強いられますが、イゾジェウチェ選手がゴール下を制し9得点。第2クォーター終了間際には吉田舞衣選手が3ポイントシュートを沈め逆転。3点リードで迎えた第3クォーターではキャプテンの佐藤由璃果選手をはじめ、小池遥選手、鷹のはし公歌選手らが躍動し、第4クォーター開始2分55秒には白崎みなみ選手の得点で12点差にリードを広げました。最後まで堅い守備と連係の取れた攻撃スタイルで戦い抜いたシャンソン化粧品は79-63でデンソーに勝利。ユナイテッドカップの初代女王に輝きました。

なお、大会MVPにはファイナルステージ3試合で1試合平均15.7得点7.3リバウンド1.7アシストを挙げた吉田舞衣選手、ベスト5には白崎みなみ選手、吉田舞衣選手、イゾジェウチェ選手が選出されております。

今シーズン初タイトル獲得に歓喜のコメント

試合後には、濱口京子アシスタントコーチ、佐藤由璃果キャプテン、大会MVPの吉田舞衣選手がインタビューに応じ、初優勝の喜びと今後の展望について語りました。

ーーー悲願の初優勝、初代女王へ
シャンソンVマジックはリーグ優勝、ユナイテッドカップの初代女王を目指し、日々練習に励んできました。その努力が実を結び、今シーズン初タイトルを獲得しました。佐藤キャプテンは「決勝の舞台に立つ機会が少なかったので、まずは楽しむことを意識しました。自分たちのプレーを信じ、勝利を目指しました」と振り返りました。また、濱口アシスタントコーチは「就任から1年も経っていない中で、選手たちに支えられて初タイトルを獲得できたことが本当に嬉しいです」と喜びを表現しました。

ーーー決勝戦で見えたチームの成長
決勝戦では、これまで課題とされてきた“我慢”の時間帯を乗り越えたことが勝利の鍵となりました。佐藤キャプテンは「これまでなら耐えられなかった場面でも、今回は我慢しきることができました」とチームの成長を実感しました。オフェンス面では、5人が連動して得点を狙うシャンソンならではの強みが発揮され、練習の成果が試合で存分に表れました。「カップを掲げた瞬間、バスケットボール人生で初めての優勝の喜びを感じました」と、選手たちは歓喜の瞬間を振り返りました。

ーーーさらなる高みを目指して
シャンソンVマジックは今大会をチーム力を高めるための重要な大会と位置づけ、総力戦で挑みました。選手たちは「この優勝が自信となり、大きなステップアップにつながります」と語り、プレーオフ進出、リーグ優勝へと意識を高めています。選手たちは「今後もチーム一丸となり、リーグ戦でも良い結果を残せるよう全力で戦います」と意気込みを見せました。

ーーー来場されたファンの皆様への感謝
最後に、選手たちは全国のファン、関係者、特に遠方から駆けつけてくださるファンの皆様に感謝を述べました。「皆様の応援が大きな力になりました。これからも引き続きご声援をお願いします」とファンに向けたメッセージと、さらなる飛躍を誓いました。

日頃よりシャンソンVマジックを応援いただいている皆様に、改めて心より御礼申し上げます。2月23日（日）からリーグ戦が再開されます。今後ともシャンソンVマジックの活躍にご期待ください。